数学に不向きな『はなちゃん』が千葉大理学部に合格した話

大好きなモスにて…

新松戸の大学受験塾『難関大学受験LIBERA』
塾長の山﨑慎太郎です。

たまには堅苦しいご挨拶も有りかと思い、やらせていただきました。
今回は、生徒たちの名誉のために書きます。

 

2020年の合格実績は驚きでした

2020年の合格実績ですが、本当に驚くものとなりました。
いろんな方にもこれはすごいですね!!!えぐいです!!!といった反応をしていただけて、私やスタッフ、そしてこの合格に多大なる貢献をしてくださった先生方もうれしく思っております。

何がすごいかというと、まず全受験者が12名しかいないこと。
そうなのです。当塾はわんさか生徒さんが来ているかと思いきやそうではないのです。
何せ正体不明のあやしい塾と思われていますからね。
安心安全の大手さんを選ぶ方がほとんどで、そんな中うちに信頼を置いてくれた生徒たちです。

 

うちの『はなちゃん』

今回はその正体不明な塾に、自ら問い合わせて来た『はなちゃん』について書きたいと思います。
『はなちゃん』は私がいつもLIBERA内で呼ぶ呼び方で、今年2020年の受験で

千葉大学理学部

に合格した子です。私立は東京理科大学などにも合格している子です。

この子はですね…簡単に言うとめちゃめちゃ数学不向きなタイプの子です(笑)
そして、要領が悪い…すごく頑張るんだけど…
特に入塾してからずっとそうでしたね~。

必ず最初の授業のときに、数学の勉強の仕方について指導するのですが、ちゃんとやっているかと思いきや「ん?」気付けば教えてもいない方法で勉強してしまう子でした。特によくやってしまったいたのが、理由も考えずにただ単に解答を覚えるという、一度も言ったことがない方法でやっているのです…

数学の勉強方法の矯正へ

まずこのやり方を何とかせねば…そう思いつつ『はなちゃん』が2年生のころは勉強の仕方の矯正にかなり気合を入れざるを得ませんでした。
自分なりのやり方でダメだというのはわかってはいたようなのですが、もなまじ定期テストがとれてしまっていたので、何度も元に戻ってしまいます。

確かに私が言うやり方って、軌道に乗るまで少し辛抱がいります。3カ月頑張ってもらえればうまくやれるようになるのでそこを耐えてくれーと思っていましたが、高2でまだ焦りもないときですからなかなかやらないわけです。
『はなちゃん』はよく文系脳(文系の皆さんごめんなさい…嫌味ではないのです)と言っていましたが、何か一つをじっくり考え込むのが苦手な子でした。すぐに答えが出せるようになりたい、ほんとは「あぁでもない、こうでもない」とか言いながらやらなきゃなんだけど、それをやる辛抱強さがないのです。

さっきから同じようなことを書いていますが、本当にそれくらい頭がカッチコチだったんですよ…笑

しかし、あるときさすがに変えなきゃ!と思ったタイミングがありました。
それは高2の2学期に模擬試験を受けたときでした。
数学が終わった瞬間、私にLINEが来ました。

は:「数学が全然できませんでした…」
私:「ふむふむ、普段どうやって数学勉強してる?まさか○○みたいにやってないよね?」
は:「やってます…」
私:「やっぱり、それだといつまでたっても伸びないよ。そろそろちゃんと言ったようにやらないとだね~」

模試が出来ていないことは何にも驚きませんでした。当然です。
こちらの伝えたやり方ではなく、安易なやり方に走っていたのですから。

そこからちょっとずつ変わっていきましたね。
ようやく野放しにできるようになったのは高3の夏。
この辺りからは私からは何も言わないようになりました。

正直しんどかったでしょうね^^;
周りにはお前は文系っしょみたいなことを言われていたみたいですし…

この子のすごいところは根気強く言われたことをやり続けたということ。
本当にこの力はすごい。私にはないので尊敬に値します。

 

安全な私立受験を勧め、塾長叱られる

言い方が悪くて申し訳ないのですが、『はなちゃん』は頭のキレは良くありません。そして要領もよくないです。
そんな感じでしたので、高3の3月にご両親と面談をした時も、国立を目指すにあたって複数科目をバランスよくやるのは難しい、だから私立で3科目にしぼりましょう。と提案しました。
そのとき、お母さまに

「そこをなんとかするのが塾でしょ!」

と言われ、これは何とかしなければ…という感じで国立を目指すこととなりました。
(私、この時本当にビビりました笑)

でも、この言葉がなければ今回の合格はありません。
このようなことをおっしゃっていただけて本当に心から感謝をしております。
本当に『はなちゃん』は良きご両親に恵まれたと思います。
そして、この言葉のおかげで私自身がが本来に大事にしてきたこと

無謀と思われてもチャレンジすること

誰でも上は狙えるんだ

ということ思い出しました。私の大好きな言葉があります。それは

下克上

その話はまた今度にしますが、文系と言われていた『はなちゃん』が見事に理系として千葉大学に合格できたのはまさに下克上。
最高なことやってくれました。


『はなちゃん』のすごいところ、それは最後までやり抜く力です。何と言われようと。さらには信じる力。

うちを信じて頑張ってくれたからこそこの合格があったと思います。
せっかくなので、『はなちゃん』が書いてくれたコメントを掲載しておきます。

 

私は高2のはじめからこの塾に通わせてもらいました。最初は本当に誰からも「お前文系だろ」と言われるほど数学ができず文転するか迷っていました。しかし私には夢がありその実現のためには理系である必要がありました。そんな私を根気強く、見捨てずに育ててくださった塾がこの難関大学受験liberaです。この塾の理念として「生徒に自由に羽ばたいてほしい」というものがありました。本当にそれを具現する塾だと思います。私は大学受験生活をこの塾にかけて本当に良かったと思います。

本当にうれしいこと書いてくれました、読み返すたびに涙が出てきそうになるくらいです。

長くなりました、最後にこの記事を通して言いたいと思います。

はなちゃん、千葉大合格おめでとう!本当によく頑張りました!!

2020年3月12日
難関大学受験LIBERA 塾長 山﨑慎太郎