もう1年戦うと決めたキミへ

2019年の入試は
本当に厳しいものでした。

不本意ながらも
浪人することになったキミは、
この厳しさを痛感したと思います。

特に文系の人は、
なんで??
こんなにできても受からないの?
と思っていることでしょう。

本当に今の大学入試はきついです。

ただ、その中でも

受かる人とそうでない人がいる

ということは事実です。

もし、「1年あれば受かる」と
少しでも思ったキミは非常に危ない。
とてもとても危ない
なぜなら、
浪人生は同じ間違いをしやすいから。

私は浪人を経験した。
その身からアドバイスをすると、
浪人してうまくいくのは30%未満。
大体が1年後失敗するのです。

なぜ失敗するのか?
それは…

なぜ自分が失敗したかを
はっきりとわかっていないから。
あやふやな状態でやっているから。

だからまた同じ失敗をする。

失敗するにはそれなりのわけがある。
浪人するにはそれなりのわけがある。

それをキミがわかっているのか?が超重要。

もし本当にわかっているのなら問題ない。
ただ70%強が失敗するということは
キミもひょっとすると70%強の確率でわかっていないかもしれない

だから、
本当にわかっているのか心配だ。

2浪目の子が増えたという話も聞く。
1年あれば受かるという幻想は捨ててほしい。

キミは現役生だった一年間で
一体何を学んだのか?
「もし1年あれば…」は
2年あっても成功しない。

浪人してまで受験するなら
絶対に合格してほしい。

僕の浪人の経験を生かして
それを伝えようと思う。
結果的に僕の浪人生活はうまくいった。
ただ、1歩間違えればここにはいなかった。

少しむかし話をするね。

僕は現役・浪人ともに
当時最大手であった予備校に通った。

人気講師と言われる講師に教わる。
そのためにその予備校に通った。

教え方は抜群!
わかりやすい!
おもしろい!
神!

だけど、成績は伸びない。

なぜ伸びなかったのか?

今の自分から見て分析するとこうだ。

現役のとき…
予備校の授業がとにかくわかりやすい。
びっくりしたのを未だに覚えている。

僕の通っていた高校は
神奈川県で下から数えた方が早いくらい
学力の低い高校だった。

大学進学率は当時18%
失礼かもしれないが
高校の授業は聞く気に
ならないほどだった。

そんな人間が予備校で
驚くほどわかりやすい授業を受け
毎回感動して(涙は出ないけど)
家に帰る
毎回その繰り返し

わかりやすいから自分でできる気になって
まともに勉強しない
そんなどうしようもない現役時代

当然受かるわけもなく、
親の承諾も得ず浪人すると決める。
今度こそ大丈夫だ!
と思って始まった浪人生活。
1年あるから何とかなるだろうという
甘い考えのもと、
1学期を棒に振る。

得意科目の物理は
そこそこできていたのが
安心の材料だったのだろう。

しかし夏期になって気付く
1学期の成績は去年の貯金だと
さすがに焦る。
「ヤバい」
このままだとまたやらかす。

必死になって勉強をした。

しかし成績は全く上がらない。
焦る。
めちゃくちゃ焦る…。

気が付けば9月。
そして10月。
11月…。

やっているのにできるようにならない。

テキストの問題は解けるのに、
初見の問題が全くできない。
当然模試は毎回爆死。

模試の朝一の科目が
物理だったことがある。

得意にしていた物理。
それが大コケにコケた。
頭にきたので、帰った。

そんなとんでもない浪人生。

11月の半ば
転機が訪れる。

とある人から

「お前、このままじゃ受からない」

と言われる。
そう、死刑宣告をくらったわけだ。

そのときの心境は

えっ、ダメなの?
マジかよ?
ウソだろ?

という感じ。
半信半疑だったが、
成績がそれを証明していた。
本当だった。

でも僕は受かった。
それなりの大学に入れたわけだが
ちゃんとした理由がある。

死刑宣告を受けて、
そこから何をしたか

これがターニングポイントだった。

死刑宣告をした人の
個人塾に通うことになった。
そこで朝から晩までみっちり。
バカだのアホだの言われ…
正直きつかった。

そうやってボコボコになるのも辛かったが
いかんせん家から遠い。
片道1時間半。
でも通った。
あとがなかったから。
親に頭を下げて
行かせてくださいと頼んだ。
たかが遠いくらいで
行かないわけにはいかなかった。

その個人塾で
ボコボコにされること2カ月。
伸びている感じがしてきた。
解ける感じがしてきたのだ。

なんとかなりそう。

真っ暗闇の状態に光が差した。

結果はセンターで現れた。

全然取れなかった数学ⅡB。
いつもよくて7割。
本番はなんと98点!!!

泣きそうだった。
頑張ったかいがあったと実感できた。

ただ…。

もっと早くこの環境にいれば…

今だからこそ強くそう思う。

現に一般受験は大変だった。
運よく東京理科大に受かったものの
他はおさえのみ。

ただ、
その2カ月でみっちり見てもらえなかったら…
そう考えると恐ろしい。

これが僕の浪人生活でした。

もしあのままずっと
予備校と自分だけで頑張っていたら
大学受験生を指導する立場には
なっていなかったでしょう。

だからキミに言いたい。

本当に大丈夫なのか?と。

よくこういうことを言う人がいる。

『大丈夫です。自分でできますから。』

僕も自分でできる人にはわざわざ言わない。
人を選んで言うからだ。

わざわざ言うということは、
危なさを感じているから。
だから言っている。

自分でできる人は
もうすでにやっている。
そして結果を出している。

結果を出していない人が、
自分でできると言えるのは…

ここにも
浪人して失敗する要因がある。

そういう受験生は
後から
「やっぱりお願いします」
と言う。

しかもそれは、
大体手遅れになってから。
それでは遅いのにも関わらず…

もう一度言う。
浪人してうまくいくのは30%未満
70%強は失敗する

なぜ失敗するのか?
それをこの3月でわからなければ
危ない。

もしそれを知りたければ
ぜひうちの塾LIBERAに来るといい。

別に入塾しなくても良い。
聞くだけならタダだし、
何かしらの方向性が定まる。

だから待っているよ。
有意義な浪人生活を送れるように。

いまから動くんだ!

では、難関大学受験LIBERAにて——

難関大学受験LIBERA  塾長
山﨑 慎太郎